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日本小児理学療法学会学術大会 に参加しました。

訪問看護ステーション ブルーポピーの理学療法士、川口です。

12月21日(土)・22日(日)に開催された

日本小児理学療法学会学術大会 に参加しました。

今回の学会を通して改めて感じたのは、

小児理学療法は「機能をよくすること」だけでなく、

子どもとご家族の思いを大切にし、生活そのものを支える関わりがとても重要であるということです。

 

子どもの機能の維持・向上に加えて、

・子どもとご家族と目標を共有し、一緒に取り組むこと

・生活の場で関わる保育園や学校、事業所などとの協働

・目標設定や介入効果を確認するための評価の大切さ

といった視点が、さまざまな講演や発表の中で繰り返し示されていました。

 

ワークショップでは、当事者やご家族も交えた双方向の議論が行われ、

専門職と子ども・ご家族が協働することの大切さを改めて実感しました。

 

講演では、小児領域のシステマティックレビューを臨床にどう活かすかについて、各分野の専門家から具体的な解説があり、日々の実践を振り返るヒントを得ることができました。

 

また、

・脳性麻痺のリハビリや整形外科的手術の目的と、その後の支援

・筋ジストロフィーに対する運動療法・呼吸リハビリ

・小児がんや小児集中治療室(PICU)でのリハビリ

・神経発達症に対する理学療法

など、基礎研究から臨床まで幅広いテーマが取り上げられていました。

特に印象に残ったのは、脊髄性筋萎縮症(SMA)の家族の会からの発信です。

新しい治療薬の登場により、これまで以上にリハビリの役割が重要になっているという言葉が心に残りました。

また、脳性麻痺に対する再生医療(乳歯歯髄由来幹細胞)についての講演でも、治療とリハビリを組み合わせることの重要性が強調されており、医療の進化とともにリハビリの価値がますます高まっていることが感じられました。

 

口述発表やポスター発表では、全国の現場で積み重ねられている

日々の臨床や研究の工夫に触れることができ、

臨床に加えて、分野全体の質を高めていこうとする研究の取り組みにも大きな刺激を受けました。

 

今回学んだ最新の知見を、

今後の訪問リハビリにしっかりと還元していきます。

引き続き、ブルーポピーをよろしくお願いいたします。